実行委員長挨拶

大阪大学の平野賢一でございます。
この度、来月10月21日(土)-22日(日)に国際シンポジウム「中性脂肪と希少難病 」を国立京都国際会館において開催(ハイブリッド型)させて頂きますのでご挨拶申し上げます。

中性脂肪とお聞きになりますと「食べ過ぎ」「肥満」「生活習慣病」をイメージされる方は多いと思います。中性脂肪はともすれば悪者と見なされています。しかしながら、中性脂肪は生体の重要なエネルギー源です。最近15年位で、この中性脂肪が上手く利用できずに、心臓、骨格筋、皮膚、肝臓などに蓄積する希少疾患の存在が相次いで分かってきました。

一方、中性脂肪はその種類によっては疾患の治療にも使えることも明らかになってきました。そこで本シンポジウムでは「多様性の理解と孤立の解消のために」をテーマとして中性脂肪関連希少疾患の疾患多様性、TG分子の生物学的、機能的多様性を理解し希少性による「患者、家族、研究者、医療者」の疾患情報や治療機会からの孤立解消を目的と致します。

幸い、英国、米国、オランダ、豪州、韓国、タイ、インドネシアから招待講演者やトラベルグラント受賞者が来日されることになっております。また、グローバルに散在する希少疾患患者さんをインターネットでつなぐ企画も行います。

難病患者さんにとって最も辛いことは「知ってもらっていないこと」「存在を否定されること」とお聞きします。そこでまずは知って頂く、多くの方に参加して頂きたいと考えて、難病医学研究財団様、スポンサー企業様にご理解を頂き、参加費は41才以上、5000円、41才未満は無料とさせて頂きました。秋の京都でお会いできることを楽しみしております。

本シンポジウムは「中性脂肪と希少難病」をテーマとする初の国際シンポジウムであり医療関係者、研究者、患者、市民の新たなコミュニテイーを形成して中性脂肪と希少難病のグローバルな克服をめざしたいと考えております。
どうぞよろしくお願い致します。

2023年9月24日
公益財団法人 難病医学研究財団 国際シンポジウム開催事業
国際シンポジウム「中性脂肪と希少難病 -多様性の理解と孤立の解消のために-」
実行委員長 平野賢一